*All archives* |  *Admin*

2017/05
≪04  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   06≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
騎士と誓いの花 <六青みつみ>
騎士と誓いの花 (リンクスロマンス)騎士と誓いの花 (リンクスロマンス)
(2005/07/29)
六青 みつみ

商品詳細を見る

★★★★☆

うっ、うっ....な、泣く.......
病院の待合室で呼んでいたのですが(もちろんカバーかけて!)
途中でバッグに自主回収しましたって。
だってせっかくだから、
人目のないところで思いっきり泣きたいじゃないですか~!
診察待ちの人々の目を避けるように
ハンカチで目頭をこっそりおさえつつ、
しかし、ズルッっという鼻水の音は防ぎようもなく・・・
いや、風邪ですから、風邪ひいいてるんです(^_^;)
そんな、聞こえもしない言い訳を心でつぶやきつつ、
あーそうかー、この本のテーマ(裏の)は
「涙と鼻水」だったよ・・・・

↓ネタバレあり注意!

戦乱と飢饉によって衰えていくシャルハン皇国で、
過酷な生活を送る奴隷のリィト。
そんな彼を救ってくれたのは、端正な容貌の黒衣の騎士・グリファスだった。
両親亡き後、誰からも優しくされなかったリィトは、
彼の包みこむような気持ちに惹かれて行く。
そんな幸せな時を過ごしていたある日、リィトはグリファスから、
彼が仕える皇子の身代わりを頼まれる。
命を救ってくれたグリファスのため、
リィトは身代わりとなることを決意するが・・・・。

意外にもファンタジーだったんですねえ。
剣とか、竜神とか、幻術師とか、結界とか。
でも、物語はほとんどそんなものを感じさせずに進んでいきます。
(そもそもBL自体がファンタジーだし!)

リィトがいじらしいです。
自分の立場をしっかり踏まえていて、多くを望まない。
望むことはただ一つ、グリファスのそばにいたい。
でもそれは一番難しくて、おそらく叶わないこと・・・
グリファスの一番はルスラン皇子であって、リィトではない。
ならせめて、グリファスの願いを叶えてあげよう。
グリファスが喜ぶのなら、僕は喜んで犠牲になろう。
どうせあの時、死んでいたはずの命なんだから。
あー健気だ~。
しかもそこまでの間にリィトはリィトなりに色んな葛藤があって。
グリファスにほめてもらおうと努力したことが、
反対にグリファスから叱責をあびるはめになってしまうことが
しばしば起こって、
どんどん自分の気持ちを心の奥底へ押し込んでいく。
そのあたりがいくつも描かれていて
そのたびに胸が 「ズンッ」として涙が出そうになりました。
それでもリィトは
『君のことは、俺が命をかけて守ると誓う』という
グリファスの言葉だけを宝物として、自ら危険へと・・・・・

そして実際、リィトは身代わりとしてサイラム王国へ連れ去られ、
肉体的な傷や痛みなどではない拷問を受ける。
そこまでやるか~~~っ!って感じでしたねー。
かわいそうすぎるでしょう、それは。
だって、何にも知らなかった子が
あんなことや、こんなことや、そんなこと・・・・・
トラウマになるし、心の傷はそうそう簡単には癒えないと思うんですが・・・。
それでも、最後はグリファスが上手に癒してましたけどね。
(実際にはあんなに簡単にはいかないでしょう....ま、ファンタジーですから)

そのグリファスですが。
あとがきによると、「ヘタレ」を通り越して「朴念仁」なんだとか。
朴念仁・・・無口で無愛想な人。ものわかりの悪い人。
あー、そうだよそうだよ。わかってないよ、あんた!
リィトの気持ちも、自分の気持ちも。
すれ違ってばかりだったもんねー。
どんだけリィトが辛く切ない思いをしていたことか!
泣かせていただきましたよ、一番。
皇都でルスランの即位後、
リィトのことづてと、落としていった小さな皮袋を
ルスランから受け取ったグリファスにね。
燃やしたはずの髪紐の残骸を、まるで宝物のように
大切に持っていたリィトの気持ちと、
彼を守ってやれるのは、この世に自分一人しかいないことに、
やっと気付いたんだよね、おバカさん。

最後はご多分にもれず、めでたしめでたしだったけど、
私としては、一つだけひっかかってるというか、哀れというか、
報われないというか、辛いことがあるのだけれど。
ルスランがね、かわいそうじゃないですか?
ルスランも、グリファスに何かしらの思いをよせてたんだよね。
幼い頃からずっとそばにいたグリファスに。
だからこそ、リィトの伝言と皮袋をすぐに渡せなかったし、
渡した直後、何も言ってくれないグリファスの態度や、
何をおいてもリィトを救出に行くと言い張ったことに、
寂しさを感じてた。
でも、ルスランも自分の立場を十分理解していて、
グリファスの意志を尊重してくれたんだよね。
これから王として、一人孤独の道を進むルスランにも
(まわりに人がたくさんいても、王という立場は残酷なほど孤独だから)
幸せな場所を残してあげてほしかったなあ。
ルスランもとってもいい子だったから、
それがちょっぴり、悲しかったです。

テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

Secret
(非公開コメント受付中)

「FLESH&BLOOD」ファンへ50の質問
フレブラファンのあなたへ。 1問から回答OK。挑戦してみませんか!
BLイメージソング! 聴いてより萌えBL読書日記へ
プロフィール

あると

Author:あると
Pursuit of Loveへようこそ
毎日色々な “愛” を探しながら
現実逃避(!)しています。
つたない場所ですがどうぞごゆっくり。

BL、オタク風味、ネタバレ、妄想等あるのでご注意を!基本雑食なので、ファンタジー・人外・エロ・グロ・触手・痛い系・鬼畜、なんでもOK。でも一番の大好物は『切ないBL』です。『医療系』『音楽もの』にはついつい手がのびます。コミカルなものと『ヒゲ男』はちょっと苦手かも。『病弱受け』『クールツンデレ受け』に異常に反応。あ、『けなげ受け』も好物でした。
※リンク・TB・コメント大歓迎。拍手・メールもお気軽に!とっても喜びます♪

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
ページランキング
ブログパーツ
月別アーカイブ
blogram
blogram投票ボタン
今日の音楽記号

*製作者ブログ*
BlogPeople
大好きサイト様です♪ お世話になってます。
読書メーター
あるとの最近読んだ本
Twitter
あまりにブログ更新ができないので、 たまに顔を出すTwitterをブログに 表示してみることにしました。
お気に入りサイト
FC2カウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
BLノベルズランキング
メールフォーム
どんなことでも お気軽にど~ぞ ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
BlogMURA
私のお気に入りたち♪
オススメ本。機会があればぜひ読んでみてね!
ブログに降る雪
コアラがつぶやくフォローミー・ブログパーツ(Twitter連携可)
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログパーツ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。