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夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 <鳩かなこ>
夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 (講談社X文庫―ホワイトハート)夏夜のたまゆらに 東景白波夜話 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2009/06/05)
鳩 かなこ イラスト:今市子

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先日、1巻目にあたる「東景白波夜話 暁闇に咲う」への拍手をいただき、
2巻が出てるのに読んでないことをすっかり失念してることに
気がつかせていただきました。(ありがとうございます!)
大好きな作家さんで、読みたくてしかたなかったのに、
私の中では何故か 1巻で完結していると錯覚しており、
2巻目を購入したものの、「なんかあきちゃったのかなぁ」なんて、
手に取らず、ほかっておいたのです。

でも。
あー、もっと早く読めばよかった。
やっぱり好きです。
来月次巻が出る前に読めて一安心。
次巻に期待です!


★ネタバレあり ↓ <続きを読む>から。
訳のわからない長い感想になってます・・・・

◆拍手ありがとうございました♪
以前の記事への拍手もありがとうございます。
お返事は<続きを読む>の最後に。




<あらすじ>
 継母に幽閉されていた蔵から救い出された志水与一郎は、
 帝都の盗人を取り仕切る“水燕”の屋敷で育った。
 しかし紆余曲折ののちに、落ち延びるようにして
 屋敷を去ったのは、一年半前のこと。
 与一郎がある日、老婆を助けたのを機に、
 葬り去ったはずの人間関係がふたたび甦る。
 水燕のあらたな頭領となった藤吉との再会。
 ふたりの愛憎はどこへ向かうのか・・・・


与一郎が水燕を去ってから、つまり藤吉のもとを去ってから一年半。
その間二人はどのように暮らしてきたのか。
与一郎はただひたすら忘れ去ろうとし、
藤吉は再び会うチャンスを静かに狙い定めていた。

与一郎は、静かに暮らして、
このまま時が過ぎていくのを眺めているはずだったのに、
妙な正義感?義務感?焦燥感?憧憬?そんなものが入り混じった気持から、
とある老婆を助けてしまったのでしょうか。
それが静かな暮らしに波風を立てることになろうとは・・・・。
せっかくおりんが止めてくれたのにね。
もちろん読者としては、与一郎に動いてほしかったからいいんですけど。
それより、与一郎にまだあんな観察眼と技術が残っていたことに驚いた!
一流どころで一流の業師たちとともに、一時期熊次のあとを預かっていたのだから
当然と言えば当然なのかな。
その、カフェで掏摸を見かけたときの表現が、とても好きです。
「視界の端で黒い魚がするりと陰を・・・」のあたり。
まるで周りの時間が止まってしまって、
与一郎だけがゆるりと動いているような感覚。
そういう表現に、何故かとても惹かれてしまうのです。

その波風というのが、藤吉との再会だったわけで。
刑事の吉田の存在と、藤吉のやり方にまんまとのせられてしまい、
結局、一緒に仕事をすることを承諾してしまう。
そして一緒に仕事をしたおかげで
藤吉の自分に対する変わらぬ気持ちや、藤吉に対する憎しみ、
自分に対する憐みを再認識し、
実は藤吉を憎みきれていない自分へ対する憎しみに気づかされてしまう。

なんか、鳩さんが表現すると、すごく複雑な感じがするのだけれど、
よくよく考えれば、ごく普通の感情だったりして、
あらま、うまく乗せられてしまったな、なんて思う自分もいたりします。
あー、ただのヘタレじゃないの!なんて。
でもいつものBLとは違う表現が、やっぱり好きなんですよね~。
たとえそれが、巧妙に乗せられた錯覚だったとしても。

最終的には、与一郎のもとへ訪ねてきた男、
托鉢の僧となった『水燕の熊』に「自分を許せ、そして幸せになれ」と諭され、
熊次から巣立ちをし、
やっと、やっと藤吉のもとへと走り出す。

熊次を裏切った藤吉、それが許せないはずなのに、許してはいけないのに、
自分の心は、からだは、藤吉を求めてやまない。
それが許せなかった。そんな自分が憎くてしかたなかった。
その心中に真っ先に気づいていたおりん。
面倒を見てやっていたと思っていたおりんは、
人として生きていくために、かけがえのない存在となっていたのだ。
おりんのおかげで、熊次との再会と決別を成し得たのだから。

それにしてもよかった。踏ん切りがついてよかった。
ただ、何も持たず着の身着のまま雨に濡れて、
嬉しそうに走り出した与一郎に、
一抹の、いや、もうちょっと大きいかな、不安があるのも事実。
この一年半の間に藤吉がどう変わったのか?
正確には、与一郎への気持は何も変わってないのだろうけど、
取り巻く環境や、藤吉自体の人間性の変化、
そして、相変わらずつっかかってくる刑事の吉田自身と、彼との関係に
今後の展開が少し怖い。
嬉しそうな与一郎が、そのまま幸せへの道を進んでいるとは限らないと、
想像できてしまうのが、少し辛いな。

それにつけても、おりんはなんていい子なんでしょう!!
「おりんは男の子、おりんは男の子」と必死で思ってないと、
どうしても女の子に思えてしまう私。
BLの主人公の身近に女性(女の子)が出てくるのはあまり好きじゃないんだけど、
男の子だから!と納得させてます。
でも女の子だとしても、すごくいい子だから許しちゃう。
いつか斉藤さんのそばで過ごせる日がくるといいのに・・・・

そして今回は新しい人物・清太が。
といってもまだ子供で、今すぐ何かの影響を与えているわけではないけど、
(おりんには、すでに影響を与えているか・・・)
与一郎は自分の子供のころを彼に重ねて、
今度は自分が救ってやろうと考え、
かかわっていくうちに、親としての熊次の心にも気づく。
清太もまた、与一郎を助ける家族という存在になるのかもしれない。
反対に、考えたくはないけど、
助けたことが仇になる可能性だってゼロではないかも・・・・。

今回濡れ場(何、この言い方!)は最後の最後に。
やっぱり結構長くて独特の雰囲気。
二人の発する言葉は少なくて、説明が事細かに長いのですよね。
傷だらけになり、失ったものが多すぎた(と思い込んでいた)与一郎は、
藤吉にもまた深く傷ついていることを気づかされる。
一番の怖れであった『蔵』を背にして『白い幽霊』を受け入れる与一郎。
それは『蔵』に対する気持ちが消えたというより、
弱さを見せる目の前の藤吉に怖れを感じるから。
藤吉の変わらない与一郎への忠信にも似た愛は
「夢みてぇだなぁ」の言葉に集約されていて、
それでも「許せない」と無理やり思いこんでいる与一郎に
私は若干、イライラしつつも二人は静かにその場をやり過ごす。

お互いの弱い部分をさらけ出すように、
久しぶりにからだを合わせる様子は、はっきり言って「エロ」のはずなのに、
しっとりと、上品な文章を読んでいるような錯覚が・・・・
いや、エロなんですけどね、萌えましたけどね。
エロというより官能というのかな?

相変わらずまったり停滞したような空気の中に浸っていたのですが、
与一郎の憎しみは、
実は自分自身に向けられていたものとわかったあたりから変化があり、
最後は空気が動き、色が変わっていく様に驚きつつ、
そのスピード感も心地よかったです。
あとは、忠紀や吉田への「復讐」がすごく意外で、おもしろかった!
伏線はあったものの、「やったね!」と爽快な気分でした。

まもなく次巻『花の住処に』が発売されます。
「だましていたのは、お互いさまだ・・・・」という
メッセージが記載されていましたが、さてどうなりますか。



>あ○○○○んさん、お返事遅くなりました。
ご無沙汰です~。
ほんと、お互い認めたくないけど・・・・・・ですよねー。
体調不良の上に、夏風邪にやられて、さらに状況悪化です。
咳がひどくて悲惨です(涙)
あ○○○○んさんも、お気を付け下さいね。
弱ってるときは、病気もつけ込んできますから。
たとえインフルエンザでなくても、
結構大変です!

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BL、オタク風味、ネタバレ、妄想等あるのでご注意を!基本雑食なので、ファンタジー・人外・エロ・グロ・触手・痛い系・鬼畜、なんでもOK。でも一番の大好物は『切ないBL』です。『医療系』『音楽もの』にはついつい手がのびます。コミカルなものと『ヒゲ男』はちょっと苦手かも。『病弱受け』『クールツンデレ受け』に異常に反応。あ、『けなげ受け』も好物でした。
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