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美しいこと 上・下 <木原音瀬>
拍手ありがとうございました。
FLESH&BLOOD 14 再び発売延期
FLESH&BLOOD 14 発売延期について、その2 つぶやき
へ拍手ありがとうございます♪
拍手コメお返事は続きからの最後にあります。
もうひとつ「おまけ」も最後にあります!


美しいこと(上) (Holly NOVELS)美しいこと(上) (Holly NOVELS)
(2007/11/21)
木原 音瀬

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美しいこと(下) (HollyNOVELS)美しいこと(下) (HollyNOVELS)
(2008/01/29)
木原 音瀬

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上巻を読みながら、松岡ヤな奴!
下巻を読みながら、寛末ヤな奴!
と思ってました(笑)
どっちも同じようなことしてるんですよね~。
でも松岡は、とてつもなく切なかったです~(涙)

★ネタバレあり ↓ 続きから。

いつか、いつか・・・・と思っているうちに、
人は抜け出せない深みにはまる。
前にも後ろにも進めなくなる。
時間が経てば経つほど、より相手を傷つけることになるというのに。
人ってみんなそうですよね。
相手を思って、積極的に自分を傷つける人はあまりいなくて、
どうしても「心地よいこと」を切り離すのに
ずるずる時間を費やして、先延ばしにしてしまうのが普通の人の心情でしょうか。
この本は、BLにありがちな「美しい心を持つ、いい人」という主人公ではなく、
そういう「普通の人」のお話だったと思います。

読みながら、前半はかなり辛い思いをしました。
しょっぱなからこんなにドキドキしながら読んだのも珍しい・・・。
とにかく、松岡の女装が
いつバレる?
ひょっとしてもうバレてる?
いつか絶対バレるよな、しかもバレた時、
「あなたが男でも好きです」と寛末に言ってもらえるなんてことは
絶対にないだろうな、というのがわかりきってるだけに。
だって、女装して会ってお互いにいい感じを持って、
でもこのままじゃいけないからってけじめをつけようとしてもつけられない。
先が見えるじゃないですか。
どこかでバレてお互いに辛い想いをすると。
それが最初っからわかって読み進めていくのがこんなに辛いとは!
いつもの木原さんとはまた別の痛みを感じながら、
読むのやめたい、でも読みたい、の繰り返しでした。
だから松岡が、寛末の言葉を信じて、
いや、寛末の言葉にすがりつくように告白した時は心底ホッとしました。
そこからやっと落ち着いて読めたって感じです。

ところがホッとしたのもつかの間、今度は自分勝手な松岡に
微妙にイライラすることになります。
結婚を考えるほど好きになった人が、本当は男であることを告白されて、
寛末が腹を立てるのは当然です。
何を言われても仕方ありません。拒否されたって文句なんか言えないはずです。
なのに、松岡は不満に思ったり怒ったり、
挙句には「どんな自分でも愛してくれると言ったじゃないか」などと、
まるで言いがかりのように責める・・・
自分、悪いことしたって反省はしないの?と。

でも、松岡の切なさは終始感じ続けていました。とても強烈に。
騙していたのに寛末を責める自己中な松岡に腹を立てながらも、
酔った寛末との無理やりなセックスのあとの松岡の落とす涙に
自覚する間もなく泣かされていました。
下巻の「愛しいこと」に突入するまで、苦しくて苦しくてしょうがなかった・・・。

一見人畜無害な「いい人」に見える寛末も、実は普通の男。
「愛しいこと」では、寛末に負担をかけないよう、気丈にふるまう松岡に、
追い打ちをかけるような行動に出る寛末を、
いやなヤツだと、なんて優柔不断なんだ!鈍感なんだ!と思わずにはいられなくて。
でも基本的にいい人なんですよねー、寛末って。
だから松岡が苦しみ続けるのですが。

私は上・下巻で、それぞれに対する感情をどんどん変えられていきました。
「美しいこと」では、松岡の自己中に腹が立ち、
「愛しいこと」では、冷たい寛末に悲しくなり、
それは、話が松岡視点・寛末視点と別々だったからですが、
松岡視点と寛末視点、裏表のようで、結局二人とも同じことをしていたのです。
自分に都合のいいように解釈したり、必要以上に悪い方へ考えたり。
ぐるぐる悩んで、相手を思いやってみたり、
自分の感情に走ってしまい、相手を傷つけたり。
そしてそれぞれのキレイな部分ばかりではなく、
醜い部分やズルい部分もしっかり描かれていたから、よりリアルに
「普通の恋愛」を、淡い感情を楽しむことができました。
携帯電話・メールがキーアイテムとして本当に上手く自然に使われていたのも、
「普通の恋愛」感を出している理由だったのかなと思います。

そういえば、二人ともノンケでしたね。
松岡はたまたま女装してつきあった相手が男性だった・・・
松岡が寛末を好きになったのは、女性だと思われている時に、
「好きだ」と言われ続けて幸せな気分になったからだけではありません。
もし本当の女性だったら、寛末の言動や心の動きが「うざい」と感じたり、
重かったりすることが、松岡が男であったために、
寛末の優しさや色々な想いがわかってしまったから。
寛末が松岡への愛を確信したのは、
女性だと思ってそのすべてに惹かれたため、
男性だとわかってから一旦は拒否するものの、
時間をかけて自分が愛した「人」であることを自覚していったから。
ただなかなか両想いにはならず、松岡にいたっては、
本当に切なくて切なくて、ほとんどの部分でうるうるしていた私。
こんな二人に、お互いを愛する日々が訪れるのだろうか?
という余計な思いは、もちろん杞憂に終わりましたけど!

ラブホに入ってからの最後の十数ページは圧巻でした。
ずっとずっと触れられたいと思っていた寛末に、
触れてもらえた松岡の喜びはどれほどだったでしょう。
しかも、「愛しいこと」の間は、そういう「触れられたい」という松岡の気持は
ほとんど語られてないのに、痛いほどその幸福感が伝わってくるのです。
そしてまた、自分の気持ちがどういうものなのか、ずっとわからないままここまできて、
最後の最後に「好きだ」と理解して、
それまでにまるで雪が静かに降り積もるように、
重ね続けられてきた松岡への愛しさが、あふれ出して止められない寛末。
その様子も手に取るようにわかってなんだかくすぐったい!
今までの想いのすべてが、この最後の十数ページに凝縮され、
そして一気に浮上しているのです。なんという幸福感でしょう。
ホームでの会話から、メールの内容から、
幸せの光がほわほわとあふれ出るのが見えた気がします。
読み始めた時とは真逆な気持ちで、笑顔で読み終えることができて、
本当に幸せでした♪♪♪


さて、タイトルについてですが、
どうして「美しいこと」というタイトルを付けたのでしょう?
やはり、最初の女装・松岡の美しさが始まりなのでしょうか。
「美しいこと」は、見た目の美しさ?寛末の純粋な心?
人を好きになるということは、美しいこと・・・・
「愛しいこと」とは?
愛しく思うこと、好きになることへの畏怖・戸惑い・覚悟。
それは頭で考えることではなくて湧き出てくる、止められない感情。
そんなこんなを凝縮したタイトルだったのかな?なんて
想像してみたりしてます。

応募するともらえた小冊子(もちろん私は読んでません(涙))の
タイトルが、「愛すること」だそうで。

「美しいこと」→「愛しいこと」→「愛すること」

なんだ。
フツーの恋愛じゃないのっ!!
美しいと思って、愛しいと思って、そして愛していく。
ある意味、これただの『ラブラブ恋愛日記』ですよね!?
さすがにそんなタイトルじゃ売れないだろうけど(^_^;)
それがこんなに素敵な本になるなんて。
もう木原さん、本当にただ者じゃない!(←当たり前)

手元にはあったのに、いつまでも積読本だったのは、
タイトルと表紙から、全く内容が想像つかなかったから。
タイトルも表紙も「美しすぎて」、手が出なかったんだなー。
『上・下巻セットで一つの絵 』という手法はわりとあるのですが、
この本の合わせ方には驚かせられました。
だって、斜めに2冊をずらして合わせるなんて!

そしてこの二人の表情やしぐさが絶品!!
読む前はなんとも思わなかったけど、
読了後は、もう何度ながめたかわからない。
二人の想いやその他もろもろが、見事なまでに表現されているんだもん!!
もうまさしく、松岡と寛末です。

最後に、上巻読み終わって下巻に移動したとき「えっ!?」と思ったのが、
まず文字の大きさ。
いきなり小さくなるんだ。
私一瞬、目の老化が進んだのかと思いましたよ~(>_<)
その上、まだまだ先の続く長い話と思っていたら、
「美しいこと」というタイトルの話はすぐに終わってしまって・・・
もちろん、そのあとの「愛しいこと」の部分が、
別の話というわけではなく、ちゃんと続きだったので安心しましたが、
下巻のかなり最初の方のページでタイトルが変わったことに、
ちょっとだけオロオロしてしましました!
これ、狙いなのか、どうしようもなかったのかわかりませんが、
私としては、もう少し分け方がどうにかならなかったかなぁと思った次第です。

ま、そんなことより今私が一番熱望しているのは、

「愛すること」読みたい~~~っ!!!
なのでした。(涙)



<おまけ>

「美しいこと」が舞台化されるのですね・・・えぇぇぇ~~~っ!!
誰が思いついたのですか。
すごく見たいけど、見たくないような。
まあ、どっちにしても見には行けないから関係ないけどー(涙)

美しいこと 舞台化



拍手お返事です。

>Aさん、

そう言えば、おお振りが始まるんでしたね!
今見ようかどうしようか思案中です。
ブリーチの村正でしたっけ、そういえば私も忘れてました(^_^;)
ほんと声優さんたちって、たくさん歌のCD出してて、
すごいですよね。
そう言えば、娘が買ったアニメ―ジュに劇場版ガンダム00の情報があって、
グラハムがどーんとメインで載っていてニヤニヤ。
デュラララ!!のキャストトークでもゆうきゃんの写真が出てて、
相変わらず「肉村」くんでした・・・

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テーマ : BL小説
ジャンル : 小説・文学

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(非公開コメント受付中)

あるとさん、こんばんは~♪
読書メーターの積読本にこの2冊があるのを見ていて、いつ読了されるかしらと心待ちにしてました。
全プレ小冊子『愛すること』もだけど、ドラマCDも素晴らしい出来ですよ(≧ω≦)b!!松岡役のたっつん(鈴木達央さん)の泣き演技とかが…もう ネ申!!ですよ。
舞台は見に行けない(チケット取るのは至難の技だろうて)ので、DVD化してくれないかなぁ…。誰ひとりとして知らない役者さんだけど、やっぱり見てみたいのよね。
ありがとうございます
まるあさん、いらっしゃいませ~!
コメントありがとうございます。心待ちにしていただいてたなんて、
そ、そんなもったいないお言葉・・・大した内容ではなくて申し訳ないです(汗)

ドラマCD購入は真剣に考えなくては!!
小冊子が読めない今、ドラマCDしか頼るものがない!!
(確か「愛すること」もCDに音声化されてるんでしたよね?)
たっつん好きなので、もう聞きたくてたまりません。
まるあさんに教えていただいた
「時計のその後」の話も読みたいし♪

舞台は住んでる場所的に最初っから無理なんですけど、
DVD化かー、考えてもみなかったけどそうなったらいいな!
BLな部分もちゃんとやるのかなぁ???

CD情報ありがとうございましたm(__)m
本当にありがたいです。
また色々教えて下さいね!
あるとさん、再びこんばんは♪
残念ながら『愛すること』は入ってないんですよ…本編(上下巻)ラストまでなんです。でもたっつんはホント素晴らしい演技をしてくれてるので~。
寛末役の杉田さん(←銀 魂の・笑)も役にぴったりで、安心して罵れます(爆)。

話は変わりますが…、『最果ての恋』の最終話が配信されましたね♪
そうなんですか・・・
まるあさん、何度もありがとうございます。

> 残念ながら『愛すること』は入ってないんですよ…

え~んv-406そうなんですね・・・うううっ。
でも、たっつんは聞きたいし、寛末は杉田くんなのね!!
やー、なんかあの優柔不断な感じがぴったりな気がする。
結構適役だったのではないかと想像します。

> 話は変わりますが…、『最果ての恋』の最終話が配信されましたね♪

はい♪読みましたよ。
もうなんか幸せすぎて、ニヤニヤがとまりませんでした!
コミック化してくれないかな~。
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あると

Author:あると
Pursuit of Loveへようこそ
毎日色々な “愛” を探しながら
現実逃避(!)しています。
つたない場所ですがどうぞごゆっくり。

BL、オタク風味、ネタバレ、妄想等あるのでご注意を!基本雑食なので、ファンタジー・人外・エロ・グロ・触手・痛い系・鬼畜、なんでもOK。でも一番の大好物は『切ないBL』です。『医療系』『音楽もの』にはついつい手がのびます。コミカルなものと『ヒゲ男』はちょっと苦手かも。『病弱受け』『クールツンデレ受け』に異常に反応。あ、『けなげ受け』も好物でした。
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