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やすらかな夜のための寓話 <崎谷はるひ>
やすらかな夜のための寓話 (幻冬舎ルチル文庫)やすらかな夜のための寓話 (幻冬舎ルチル文庫)
(2009/12/15)
崎谷 はるひ  ill.蓮川 愛

商品詳細を見る

おなじみ慈英&臣シリーズの短編集。
基本的に短編集って好きじゃなくて、あまり食指は動かない私。
この本に関しては何も予備知識なく手に取り、表紙めくって目次見て初めて短編集と知り、
「いやだなぁ」と顔をしかめてしまいました。
でも思いのほか深くて、ずっしりくる作品ばかりで、
いつの間にやらこの世界にすっかり浸りきっていました。

F&BのCD感想をUPしようと思っていたのですが、
それよりも先にこちらの感想UPをいっちゃいます!
なんとなく選んでなんとなく読んだ本だったのに、
慈英&臣がいつまでも心の中に居ついて離れてくれないので、
振り払う(!?)ためにちょこっと書いておこうかなと。
そんなこんなな感想ですがよろしければどうぞ。

★ネタバレあり ↓ 続き(read more)から。

◆拍手ありがとうございました!
拍手・拍手コメお礼&思ったこと。(追記あり:5/14)
FLESH & BLOOD 14 <松岡なつき>
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 スキャンダル <秋月こお>への
拍手ありがとうございます!
ぶ、分厚い・・・本を持った時の感想です。
久方ぶりの慈英・臣、これ読むのに時間かかりそうという心配は杞憂に終わりました。

お話は
「やすらかな夜のための寓話」
『しなやかな熱情』その後。

「SWEET CANDY ICE」
『インクルージョン(未読)』と同時期。
『しなやか~』と『ひめやかな殉情』の合間をつなぐ話。

「MISSING LINK」
『SWEET CANDY ICE』の直後。
同じく『しなやか~』と『ひめやか~』の合間をつなぐ話。

「雪を蹴る小道、ぼくは君に還る」
『ひめやかな殉情』その後。

「ネオテニー<幼形成熟>」
『あざやかな恋情』数ヵ月後。

以上5つの短編から成り立ちます。


『やすらかな夜のための寓話』
全47ページうち挿絵1枚、残り46ページの丸々半分は
エロ!!
臣のかかえる疵は深く、簡単には溶かすことができない。
どうしてもグズグズと自分の不安な気持ちを露呈させてしまう。
そんな臣をどうすることもできなくて戸惑う慈英。
まだまだ発展途上の二人のお話で、たぶんそのお話自体が
今となっては寓話になっている、そんな感じなのでしょうか?
すごくエロかったけど、なかなかもう一歩踏み出せない臣と、
彼の扱いに今一つ、良策を見いだせない慈英。
もどかしく切ないお話でした。


『SWEET CANDY ICE』
これは慈英の弱さ、かたくなさの話。
慈英は、自分に対する悪意丸出しの酷評を目の当たりにして、
そういう態度をとる人間がいること自体に、
またその人間に揺らがされる幼い自分自身に腹を立て、
さらにそれに折り合いをつけて流してしまうことで、
自分まで汚れてしまうのではないかという恐怖に怯える。
そんな慈英を理解しつつも、自分ができることはこの身体を使って慰めることだけ・・・と、
たがの外れた慈英にひたすら応える臣。
はっきり言ってここも
エロ!!
しかも慈英のイジワル(ある意味サディスティック)が半端ない。
そして臣さんの淫乱さ・・・脳内、神谷クンの声が響きわたってましたけど、
もう、舌ったらずの言葉の数々がぁぁぁぁ。
でも、約束していたからと慈英を訪ねた臣にかけられた言葉、
「・・・帰ってくれませんか」のくだりは、もう胸がチクチクして
涙が出そうだったなー。
「やっぱり思っていた通り終わりが来たんだ」と思い込む臣、
ほんっとに痛々しかったです。

そして臣と、タイトルにもあるアイスキャンディの組み合わせは、言わずもがな!
結局、臣の食べたアイスキャンディは・・・・(略)


『MISSING LINK』
これは『SWEET CANDY ICE』と対になっているというか、
SWEET~は慈英の弱さ・脆さのお話でしたが、このお話は臣自身も忘れていた、
触れられたくない過去が暴露されるというもの。
引っ越しの荷造り最中に出てきた、たくさんの大人のお/も/ち/ゃ。
それにまつわる過去を涙ながらに語る臣を、優しく包む慈英。
すべてを語らなくとも、臣の想いを理解してくれる唯一の人。
若かりし日の過ちの数々に対する罪悪感や、自分の淫乱さを恥じながら、
それでもすべてを受け止めてくれる慈英に、
自分も少しでも何かを返し続けて行こうという決意する臣がいて、
思わず「ガンバレ」と応援したくなるようなお話でした。
お互いの欠けた部分を補いながら、二人はつながって―――絆を深めて、
MISSING LINKではなく、一つになっていくのかもしれません。


『雪を蹴る小道、ぼくは君に還る』
まず、タイトルが素敵!
内容はえーっと、ラブ、ラブ、ラブ・・・
慈英は臣に会えない時間に、臣と同じ臆病さを備えた青年に出会う。
なんとなく惹かれた青年と話をしながら、
やっぱり慈英は臣のことを思い出し、臣の元へと走る。
タイトルどおり、雪の積もった小道を、あかりの灯った臣の待つ家へ向かって。
少し落ち着いた二人の日常に、やっと幸せになれたのかなという安心感と、
育んできた愛を確認できる、穏やかなお話。
切ないばかりじゃなくて、ちょっとホッとできるお話もいいですね。


『ネオテニー<幼形成熟>』
照映がおじゃま虫な件・・・・ではなくて(笑)、
慈英13才、照映18才の夏が語られる書きおろし。
そして16年かかってやっとふっきれた照映の気持が、
事細かには書かれていなくても、切なくてしょうがなかったです。
そしてそれをずっと引きずってきたのは慈英も同じで、
照映も慈英も、お互いに愛おしい存在を糧に、
長い間の重い枷を、ようやく解放することができたのではないでしょうか。
照映と臣の信頼しているからこそのやり取りや、
臣の照映に対するヤキモチ、照映と慈英の微妙な関係が描かれていて、
当たり前だけど、人間関係はとっても複雑で難しい、
でも信頼を得られれば、何にも変えられない宝物なのだと思わずにはいられませんでした。
「ネオテニー」・・・変態せずに幼生のままでいる動物のこと。
幼生にもかかわらず、性的には完全に成熟しているという。
まさしく少年の頃の慈英のことだと思うのですが、違ってるかな??
精神的な幼生(そんなのないけど)という意味では、今現在も・・・・
(ゴメン、慈英!)


とまあ、とにもかくにも、

エロ満載!!

もうずっとエッチ、めくれどめくれど二人の睦みあう姿ばかり。
しかも半端ないエロさ。
臣さんも臣さんなら。慈英も慈英!臣さんが本当に壊れるからやめてあげて・・・。
んで、臣さんの誘い受け・襲い受け、強烈すぎるから!
もうどんだけ~と心の中で叫びながら、でも手を止めることは難しくて、
一気に読み終えて、読んでるこっちも息絶え絶え。

そうやってサラッと読みとばすと、本当にエロばかりで、
「もう充分、おなか一杯!ごちそうさま~!」なんて
気分になりそうでしたが、とんでもない。
2人の心の機微がなんとも細やかに描かれていて、
深く読めば読むほど、何度も涙ぐみ、何度も二人の愛を確かめ、やっぱり愛し愛されるって
この世で一番素敵なことで、でもそれ相当の覚悟と相手への揺るがぬ強い想いがなければ、
成り立たないことなんだと、再認識させられました。

崎谷さんの作品は、セリフだけ拾って読むと、全く意味がわかりません。
でもひとつの言葉の前に、その言葉がどういう経緯で、
どういう想いで紡がれるのかを細やかに案内してくれるので、
全部を読むと、ただ「んー」という言葉でさえ熱い涙を誘われる羽目になります。
人によっては「クドイ」と思うこともあるのかもしれませんが、
私はついつい引き込まれ、やっぱり泣かされてしまうのですよね・・・

今回、イラストもみんな素敵で、少年・慈英もかわいかったけど、
『MISSING LINK』や『ネオテニー<幼形成熟>』にあった、
エチシーンもよかった~
慈英に穿たれながら、両手で口をきつく押さえて声を殺している臣さんがウフフ。
そして、『やすらかな夜のための寓話』にある最初のイラスト、
その臣さんの表情が最高で、もうその一枚だけで何もいらないくらい!
その柔らかな、そして最高の幸せをかみしめたような表情が、
すべてを語っているかのようで、嬉しくて涙が出そうでした。
ずっとそんな笑顔でいられますように・・・・。

さて、まだまだ続編が出るようですね?
(ひょっとしてもう出てる?私が知らないだけですか?)
やっぱり追いかけてしまうんだろうな~。
楽しみにしよっと。



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(非公開コメント受付中)

拍手コメお礼
>あ○○○○んさん、コメントお返事場所が変わってごめんなさいね!

>慈英臣いいですよね。大好きです。

私も大好きです~!
私の中でBLに関して、別格扱いとか、他のものとは比較しない作品がいくつかあって、
これもそれらの作品のうちの一つです。

>CDはお聞きになっているんでしたっけ?

聞いてます♪これも大好きです。
神谷クンがもう、もう、もう!!!
神谷クンって、清澗寺シリーズの冬貴パパの時もそうだったけど、
強烈な印象のキャラクターの演技を聞くと、
しばらくの間、その声が頭から離れないんですよ~。
この臣も、ハマリ役なんでしょうかね!
CD聞いた時に感想書こうと思ったんだけど、叶わなかったです。
でもいつか書けるといいな。

>お上手な声優さんふたりのガチンコ勝負がすばらしい。

ですよね!神谷クンはもともと好きだから問題なくて、
ミキシンは最初、慈英のイメージじゃなかったのに、
モノローグとか聞いてると「あ~いいわ~v-238」とほれぼれ。
二人の真剣勝負のような演技、素晴らしいです。

>おかげで照映の本も買ってしまいました。文庫化される前の新田先生ので読んでましたがイラスト変わると何か違いますね。

「インクルージョン」ってやつですよね?
私、今読もうかどうしようか迷ってます。せっかくだからシリーズものは
コンプリートしたいですし。
文庫化される前は新田先生って、あの「春を抱いていた」の新田先生ですよね?
そうなんだ~、それも見てみたい気がする。
蓮川先生よりもうちょっとシャープな感じなのかな???

>さて呪われた私3になりまして(表題変更)今ひざの関節炎です。(涙)

あ、表題変わってる!呪いを一気にお一人で引き受けられたのですね(笑)
関節炎、大丈夫ですか?
人って、立ったり座ったり歩いたり、一日中何かしら膝を使うので
大変ですね・・・お大事に。
私も最近、指とか手首とか肘とか首とか、色んなところの関節が
微妙に違和感・・・歳には勝てないってことでしょうか(>_<)

>たしか今年の誕生日占いが300台だったきがします。後ろに何人かしかいなかった。

そんな占いがあるんだー!300台って、そりゃあかなり後ろですけど、
でも「一番」とかになったら不気味でもっとイヤかも!?
私は何番目だろう・・・調べてみようかな♪

コメントありがとうございました。
記事の内容に関係ない話や、なんてことのない雑談でも、ウェルカムですので、
いつでもお気軽におしゃべりしていって下さいね!!

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BL、オタク風味、ネタバレ、妄想等あるのでご注意を!基本雑食なので、ファンタジー・人外・エロ・グロ・触手・痛い系・鬼畜、なんでもOK。でも一番の大好物は『切ないBL』です。『医療系』『音楽もの』にはついつい手がのびます。コミカルなものと『ヒゲ男』はちょっと苦手かも。『病弱受け』『クールツンデレ受け』に異常に反応。あ、『けなげ受け』も好物でした。
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